参考になるUXガイドライン
著者:ふじさわゆうき
更新日:2015/12/15
ふと記事を読んでいたら、なかなか参考になったのでメモ。
題材は「参考になるUXガイドライン」
記事元は以下の記事
UXとは
User Experienceの略です。UXの定義は以下の通り。
製品やサービスを利用する過程(の品質)を重視し、ユーザーが真にやりたいことを「楽しく」「面白く」「心地よく」行える点を、機能や結果、あるいは使いやすさとは別の“提供価値”として考えるコンセプト。
つまらぬいらいらや面倒なしに、顧客のニーズを正確に満たすことであり、次に所有する喜び、使用する喜びとなる製品を生産するといった簡単、簡潔なことである。
Nielsen Norman Group: UX Training, Consulting, & Researchより引用
参考になるUXガイドライン
Windows UX ガイドライン
以下、3つのカテゴリにわけで、詳しく解説している。デスクトップアプリケーション開発において役に立ちそう
1. 優れた UX の設計
2. UX チェック リスト
3. 成功する UI の作成
グーグル UX10カ条
- 「次代遅れのブラウザをサポートするように設計します」ってのが意外でしたが、ユーザーのことを第一におくとそうなるってことなのでしょう
1. Focus on people – their lives, their work, their dreams.
Googleユーザーエクスペリエンスチームは、世界の人々の生活、仕事、夢にフォーカスします。私たちのゴールは人々の生活を改善することです。2. Every millisecond counts.
スリムなコード、慎重にセレクトされた画像などGoogleのページは、素早くロードするように設計されています。そして、不必要なクリック、タイピング、ステップなどは削除して設計しています。
スピードはユーザーに恩恵を与えます。3. Simplicity is powerful.
シンプルというのは、強力なことです。私達の考える良いデザインというのは、人々がゴールを達成するために必要とする機能だけを含むものです。4. Engage beginners and attract experts.
初心者や新規ユーザーは招待して、パワーユーザーには魅力あるスマートな機能を提供します。5. Dare to innovate.
Googleでは、革新的な、リスクをとるデザインを奨励します。新しいアイデアを推奨して、そして実施します。6. Design for the world.
世界の人々だけでなく、モバイル機器などのさまざまなデバイスや、次代遅れのブラウザをサポートするように設計します。そして利用者がスクリーンサイズやフォントサイズなどをどのように設定して利用するか研究して、プロダクトを設計します。7. Plan for today's and tomorrow's business.
今日だけでなく、明日の未来のビジネス計画をします。将来ユーザー数を減らすものがあれば、そのプロダクトの収益を増やそうとはしません。すべてのプロダクトが収益を生む必要はありません。8. Delight the eye without distracting the mind.
視覚的なイメージは大切です。ユーザーに第一印象で快適な印象を与え、信頼性が高くプロフェッショナルなものを提供します。9. Be worthy of people's trust.
ユーザーに正直になり、信頼を得るように努力します。インターフェイスは効率的に設計し、広告は明らかに識別できるようにするなど実施します。10.Add a human touch.
人間的な暖かみを加えます。Googleは人間的なたくさんの性格を備えています。ただし、大事な情報を探すときには、それらGoogleの楽しい面や人間的な性格は邪魔をしません。
感想
それにしても、Windows、Googleともに会社として理念やUXを明確に掲げているところが素晴らしいですね。チームマネジメントでも参考になりますし、個人の仕事でもこういうものを目的として掲げておいて日々の業務や、勉強会の選び方に活かすのは大事かなと思いました